ビジョン

下記の内容を書いたのは,おおよそ2008年頃,今(2023年)から約15年も前です.たまに,このページを見返すのですが,考えていることは今も同じなので,前のままのページを残しています. 

ビジョン

吉田研究室は,平成15年(2003年)4月に設立されてから,5年間を終了し,今,次の5年間へとシフトしようとしています.この5年間を振り返ってみると,ただただ,走り続けてきたという印象です.毎日が,終わりのないマラソンのようであり,これからもそのようであると思います.この5年間を無事過ごすことができたことを,学部・学科の先生方,職員の方々,学会の先生方,学生達,そして家族など,多くの人々に感謝しております.

これからの5年間へ向けて,次のようなビジョンを持ってさらに走り続けて行こうと考えております.どうぞ,これからもご指導ご鞭撻のほど,よろしくお願い致します.

研究

 大学の研究というのは,「自由」ということが最大の特徴の一つだと思いますが,一方で狭いコミュニティ内だけでの研究に陥りやすい側面を持っていると思います(まさに自分自身がそうであるかもしれません).国内外を問わず,多くの批判を受けるようにし,少しでも良い研究ができるように努力します.できるだけ広いコミュニティの人たちに認められるような社会に役立つ研究をすることが,私の目標です.

教育

 「欧米に追いつけ追い越せ」という目標を持っていた昭和の時代と比べて,現在は夢のない(夢を見つけることのできない)時代と言われます.学生達には,自分ができるかどうか分からないことに挑戦することによって,自分自身に自信をつけて卒業して欲しいと考えています.ゼミナール,卒業研究,修士論文研究などを通して,人生を楽しく生き生きと過ごし,明るい未来を切り開いていけるような学生を育てることが目標です.


社会貢献

 今,吉田研究室でできる社会的な貢献は,論文発表くらいなように思います.しかしながら,研究を通して,学生達を教育し,社会で生き生きと働ける人たちを育てていきたいと考えております.これ以外にも,これまで自分が受けてきた様々な恩恵に感謝するとともに,今後もよりよき社会そして未来のために僅かながらも貢献して行きたいと考えております.


ここに書いたビジョンを公開することは,教員である自分自身へのプレッシャーの意味も含んでいます.皆様にご指導頂きながら,これからも努力してまいります.

吉田 典正